高野山で人気の宿坊「西禅院」で昔ながらの宿坊体験!

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高野山開創1200年記念行事はまだまだ続きます!

2015年は弘法大師空海が高野山を開いてちょうど1200年目に当たります。4月から5月にかけては50日間にわたり記念大法会が開催され、高野山の中心である金堂(檀上伽藍)では秘仏とされるご本尊のご開帳や秘宝の展示(霊宝館)などが実施され大盛況でした。

10月以降も金堂のご本尊が再度開帳されるなど、普段では見る事ができない空海ゆかりの文化財や密教の名品に触れることができます。この機会に高野山に足を運ぶことをおススメします!写真は5月に根本大塔(檀上伽藍)で開催された3Dマッピングの様子です。鮮やかに浮き出る如来坐像の姿が幻想的でした。

高野山3DM-1

昔ながらの宿坊に泊まってみよう!

さて高野山にわざわざ足を運んだなら、そのままお山を降りずに宿坊に泊まることをおススメします。その宿泊選びにあたり、みなさんは何を基準にしますか?

高級旅館並に設備の整った宿坊を選ぶか、昔ながらの宿坊体験ができるところを選ぶかを迷うところですが、ここでは敢えて昔ながらの宿坊スタイルを維持している人気の宿坊「西禅院」について掘り下げてみましょう。数多くある宿坊(52坊)のうち、気軽にネットで宿泊予約ができるのがココ西禅院です。

「昔ながらのスタイル」とは、トイレやお風呂は共用であり、部屋には鍵がなく、部屋と部屋が襖で仕切られているという宿坊のこと。でも門限になると入り口の山門は固く閉ざされますので、外部とのセキュリティー上の問題はありません。せっかく高野山の宿坊に泊まるのであれば、一度はこの昔ながらの宿坊スタイルに泊まってみましょう。

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西禅院(さいぜんいん)は、高野山根本大塔の裏側に位置、総本山金剛峯寺にも歩いて5分ほどの距離にあります。お寺の境内からも根本大塔は見えますので山門に入った後は必ず後ろを振り返ってみましょう。玄関に入る前にも素晴らしい欄間の彫刻がありますので見逃さないでください。玄関左手に受付があるのですが、頭上には江戸時代に使われた「籠(カゴ)」が吊るされています。籠は歴代の住職が実際に使用したものですが、高貴とされる朱色使いの籠に寺格の高さをうかがい知れます。

写真の石碑には見真大師古跡坊とあり、浄土真宗の開祖・親鸞上人(見真大師)がこの地にあった阿弥陀堂に逗留、その跡地に西禅院は建っています。
ご本尊の阿弥陀如来は親鸞上人が逗留した阿弥陀堂にあったものと伝わり、西禅院自体も今から約850年以上前に建立された古刹です。

西禅院自慢の立派なお庭を満喫しよう!

西禅院の自慢はなんと言っても国の登録記念物となっている庭園です。

昭和26年から28年に作られた庭園は京都の東福寺方丈庭園、松尾大社庭園などを手掛けた昭和を代表する作庭家・重森三玲(しげもりみれい)氏の作。その庭園が贅沢にも三つ配されているのが西禅院の特徴です。メインの庭園は新書院の部屋に面し、力強い石組みとモダンな苔の地割りで構成される枯山水庭園で、モチーフは高野山(八峰)全体を表現した世界。岩は八葉の峰(今来峰・宝珠峰・鉢伏山・弁天岳・姑射山・転軸山・楊柳山・摩尼山)と呼ばれる峰々を表し、コケは八峰にかかる雲海を表したもの。

一方で枯山水とは一線を画し、豊富な高野山の地下水を利用した第二の庭園なども見逃せません。これらの庭園はお寺の方が案内してくれますので気軽に声を掛けてみましょう!

そのメインの庭園に面している特別室には、パナソニックの創業者・松下幸之助翁がたびたび訪れていたとか。

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写真は新書院から見た特別室。
特別室には茶室も併設されていて、さらに特別室専用の小庭が配されています。

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メインの庭園。
お寺の山門をくぐると今まで聞こえていた様々な雑音が嘘のように音を消すことでしょう。ほとんど音のない状態でこの庭園に向かってみてください。
庭園を眺めながらひとりの時間を楽しみましょう。お隣にいる友人との会話なんてしばらくお休みにして…。

西禅院部屋

新書院の宿泊部屋(1階)。
左側にメイン庭園が広がっています。

この日の床の間にあった掛け軸は、高野山にいるお坊さんでもなかなか目に触れることが少ない軸で、江戸末期に活躍した慈雲尊者直筆の「阿」の掛け軸です。阿は阿字観の阿であり力強い筆運びの同書は高野山の学僧の教書に出てくることもあるそうです。

お寺自慢の精進料理を楽しもう!

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精進料理に関しては、全体的に調味料を抑えて食材そのものの味を生かし、西禅院に昔から伝わる伝統の味と工夫を重ねた料理となっています。
写真中央にあるのが高野豆腐です。やわらかでありながらプルンプルンの弾力性に富んだ食感と滑らかなのど越しは最高です!

食事をしている最中にご住職自らが食堂に入り、ひとつひとつのテーブルを回られます。会話の途中で笑い声が聞こえてくる場面も多く、決して堅苦しい食事風景ではありません。
ごはんはお代わり自由。遠慮せずに住職に「お代わりお願いします!」と言ってみてください。他席で会話中でもすぐに応えてくれるはずです。

夜の檀上伽藍を満喫しよう!

夕食は17時半から18時半に掛けていただきます。
お風呂の締切とお寺の門限が22時なので、食事後には近くにある檀上伽藍に散策に出かけましょう。
昼間と違い、夜の檀上伽藍はほとんど参拝者がありません。静けさの中に佇む諸堂を満喫できます。

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写真は夜の根本大塔(右)と金堂(左)。

そしてこの根本大塔のすぐ近くにコンビニ(ファミリーマート)があることが見逃せません。
夜が長い高野山。
現代人にとって欠かせないコンビニが宿坊から歩いて3分であることは高ポイント!ただしそのコンビニ店内にはお坊さん率が高いことが都会では異空間かも知れません。
普通のコンビニにはない商品がありますので、注意深く店内の商品を探すのもひとつの楽しみではないでしょうか。

朝の勤行に参加しよう!

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西禅院の勤行は毎朝6時30分から。
住職の後藤慈延さんが導師を勤める際は法話を聞く事ができます。この日も数人の外国人が宿泊し、荘厳かつ壮麗な朝のお勤めに触れていました。

早朝の本堂は夏でもひんやりしており、ストーブに火が入ることもあります。

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後藤慈延住職は高野山で一番若いご住職です。
読経の声には張りと艶があり脇侍のお坊さんと唱えるお経は見事で聞きごたえがあります。
法話が終わった後はご住職自身が出口に先回りして参拝者を一人ずつ見送ってくれます。

まとめ

宿坊が旅館やホテルと違うのは、精進料理や勤行など修行の一端を体験できることにあります。西禅院ではこのほかに写経や阿字観体験、本堂では護摩祈祷も受け付けておりますので、詳細はお問合せください。
また写真で紹介した他にも見どころがたくさんあります。お部屋に掛けられている掛け軸は大変貴重なものが多く、食堂にある襖絵や額装も文化財クラスの見事なものです。興味あるものについては、気軽に(勇気を出して)質問してみましょう。

高野山の静かな夜を西禅院で過ごし、鐘の音色を聞きながらゆっくり休んで楽しい宿坊体験を過ごしましょう。

 

<参考>
西禅院公式HP
高野山開創1200年特設サイト
高野山宿坊協会

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2015年9月4日

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