秘湯シリーズ10〜標高2000mから雲海を見下ろす野天風呂・高峰温泉〜

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絶景野天風呂にはいろいろあります。川の横、森の中、海岸沿い、湖畔、そして最後は雲上です。高峰温泉は、死ぬ前に誰でも行ける雲上の絶景秘湯がです。

はじめに

高峰温泉は標高2000mのランプの宿です。もともと長野県側の標高差300m下に山小屋風温泉として営業されていたものがこの尾根筋に新築されました。

一軒宿で館主が古くから頑張って営業されている宿です。その孤軍奮闘の歴史は部屋に置かれている「小説・高峰温泉物語」に書かれています。

高峰温泉の特長は野天風呂です。湯浴みと眺めがまさに天上の極楽です。内湯は泉質が実力派です。宿では盛りだくさんのイベントがあります。それらを紹介していきましょう。

雪上車で宿へ

鉄道かバスで軽井沢へ行き、または車なら上信越道を小諸ICで降りて、目指すは「アサマ2000パークスキー場」です。そこまでバスでたどり着けばあとは、お迎えがあります。

なんと雪上車です。今回は4輪駆動車のタイヤをキャタピラーに改造したタイプ。

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スキー場横をガラガラと登り、ほどなく宿に到着します。

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宿にはこの赤い雪上車も含めて合計5台がありました。

ランプの宿

玄関ロビーにあるお土産物屋さんは賑やかで山の道具なども売っていてアウトドアネイチャー系。というのは高峰温泉はハイカーの山小屋がルーツだからうなづけます。

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館内はウッディな内装で、本物の石油ランプではありませんがランプ型照明です。安全上こちらがいいのです。

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宿から見えるのは雲海です。波が押し寄せるように漂っています。

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雲上の野天風呂

宿から数十メートル歩くと標高2000mの野天風呂です。言葉を失う絶景が現れます。

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雪山を背景に透明系の湯が満たされ開放感が抜群です。実はお湯の色は時間によって変わります。少し白濁することが多く湯温は約42度です。

完璧な野天風呂ゆえに脱衣所なし、屋根なし、なので雨や雪がふれば編笠をかぶります。ただし、衣服は別途、袋をご準備あれ。

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目の前の雲海、両脇の雪山、湯船の中はほかほか暖かい、これはまさに天国の仙人の風呂ではないでしょうか。仙人にはなれなくても誰でも死ぬ前に行ける絶景秘湯です。

仙人というのに夫婦はいません。必ず男で髭ぼうぼう、それにしわくちゃ顔です。一人で仙人稼業をしているうちに時間を忘れて、いつの間にか年をとってしまうからでしょう。長湯好きでグータラ、そんな人向けです。あなた?

むしろ内湯が実力派

高峰温泉の風呂は二箇所あります。一階は「ランプの湯」です。男性用の風呂は東南の二面の窓になっていてすこぶる明るく、外の雪景色と雲海が見えます。ここも雲上の湯です。

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左の小さな湯船は源泉のまま(35〜36℃)でやや白濁していて、源泉の注ぎ口からは少し硫黄臭がします。右は少しだけ加温した41度くらいの適温の湯です。

ぬる湯は温度が低いので冬は少し躊躇しますが、入ってしまえば長湯ができます。これがたまりません。まったり浸って目を閉じると、うつらうつらしてしまいまい邪念が一切湧いてきません。

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二階には「四季の湯」(女性)と「高峰の湯」(男性)があります。「四季の湯」は次の通り広めです。右のほうがぬる湯で定員2名。女性重視の宿です。

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次は「高峰の湯」です。

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左手奥に飲泉用の枡が置いてあります。胃腸にはよろしいとのこと。ぬる湯は37.5度、大きめの湯船は40.5度の適温でした。両方とも長湯できる絶妙の温度でした。ぬるめの湯はつい長居して温泉が体に染み込んで行くようです。

食事はシンプル

食事は広い食堂で雲海を見ながらいただきます。少し軽くてヘルシーで女性に配慮した内容です。今回は運よく一番いい角の場所でした。右手の窓の外は雲海です。

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メインは軍鶏とキノコの鍋。鍋だけでなくサラダの野菜もいいですね。

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このほかに、途中、岩魚の塩焼きが出てきて、最後はてんぷら、その食材は野沢菜、せり、長芋、まいたけでした。このほかに刺身こんにゃく、茶碗蒸しもありました。

次は朝食です。ご飯は胚芽米でふっかふか。

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軽めでヘルシーなので男性には少し物足りないかもしれないが、下山して体重が減っていればうれしい。

五平餅

高峰温泉には自噴天然ガスの暖炉があります。なんと落差300m下(距離約2km)の源泉とともに宿まで上げてきたもの。源泉では天然ガスが自噴しているそうで青い炎がクールです。

夜には暖炉の横に五平餅が用意してありました。暖炉の火で炙り味噌をつけて焼いていきます。香ばしくてこれはうまい、別腹で。

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サバイバルレクチャー

夕刻5時前にアナウンスがあり、サバイバル技術の紹介があるというので参加してみました。遭難時や災害時にいかに生き延びるかにつてレクチャーされました。普段は無駄口をたたかない(だろう)渋い若手の先生でした。

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大事なことは水を確保し、体を濡らさずに保温しながら体力の消耗を防ぐ、暖をとる、助けを呼ぶなど‥聴衆から答えを引き出しながらレクチャーが進みます。

火のおこし方の実演、身近なちょっとした小物がいかにどのように役立つかを次々に説明していただけます。山だけでなく、大地震のサバイバルにも役立ちます。

バードウオッチング

休憩所からはバードウオッチングを楽しめます。窓の外の目の前に餌場が設けてあります。ホシガラス、シジュウカラ、カワラヒワが常客でカケスやヤマゲラさんもいらっしゃるそうです。アカゲラを期待していましたが出張中でした。

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びっくりしたのはホシガラスが、たまたま地上に出てきたモグラをかっさらっていったこと。テン、リス、アナグマも時には姿を見せるそうです。まさにここは大自然の中です。

スノーシューハイキング

宿でお借りしたスノーシュー(無料)を操ってハイキングをエンジョイしました。だんだん慣れてきて周囲の景色も楽しめます。冬こそ遊べる高峰温泉。

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晴天の中、緩やかな斜面を快適に登ります。スノーシューって結構楽です。時々少し急な斜面もあって変化に富むコース。赤い旗がルートの目印です。

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尾根筋に出ると眺望がきいてきます。向こうの山は黒斑山、あそこまでいくとその先には浅間山の全容が目の前に見えるはず。

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今回のコースは往復約2時間のハイキングでした。新雪の季節も一層素晴らしと思います。

今回は冬でスノーシューでしたが初夏から夏は高山植物と花です。近くに池の平湿原がありハイキングも楽しそう。その時期も女性客で賑わうそです。

さて、夜になると8時から外で星空観察会が開かれます。館主が自ら特注製作した高性能望遠鏡を持ち出し、自ら説明されました。これは道楽ではなく自然をより深く理解しようとする姿勢です。

館主特製のすぐれもの天体望遠鏡では木星を見ました。巨大な木星が見えて横筋がくっきり、赤色大斑点も小さな点のように見えました。

おわりに

高峰温泉は山小屋テイストの温泉付き一軒宿、文字通り山奥の秘湯です。雪上車に始まり、野鳥観察、サバイバル法のレクチャー、スノーシューハイキングを楽しめて、夜は特製高性能望遠鏡を使っての星空観察会、最後は五平餅…。

野天風呂だけでなく、実は内湯のぬるめの源泉がくせになる泉質です。そして自然をより理解し親しむための創意と工夫にあふれた「エコ秘湯」です。最後に館主の笑顔がとても爽やかでした。

※この記事内容の詳細は「秘湯感動紀行 高峰温泉」で検索すれば見ることができます。

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2016年2月22日

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