リレー徘徊55:池田市彫刻の道を行く4〜桜木通・街中観光編

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前回ご紹介した石の道・桜木通りのすぐ西隣のブロックには古い町並やお寺が点在しています。今回は、街中観光編として古い町中を歩いてみます。

街中観光1:旧加島銀行池田支店

前回の石の道作品a/曽我孝司作「動力ーふれあい・ウインドハープ」のあるハローワークの交差点を西へ向かうとが、昔のメインストリート(旧能勢街道)で、裁判所や警察署、役所などがあった街の中心地だった場所です。この通り沿いに残る洋館、一見煉瓦造り、実は木造の建物で、国登録有形文化財です。現在はインテリアカワムラというお店ですが洋館の中の見学は可能です。

街中観光2:市立上方落語資料展示館(落語みゅーじあむ)

洋館のすぐ西にあります。上方落語の「池田の猪買い」にちなんで平成19年(2007年)開設された展示館で上方落語の資料展示以外に、毎月第2土曜日の午後2時からは落語会やアマチュア落語入門講座も開催中です。毎週火曜日休館、落語会は木戸銭が必要です。

落語みゅーじあむの隣には、江戸時代の町家が残ってます。

メインストリートの歩道に埋め込まれた名産品「池田炭」のタイル

街中観光3:ビリケンさん

落語記念館の道路を挟んだ所にあります。関西で「ビリケンさん」といえば大阪新世界の通天閣が有名ですが、元々は20世紀初頭のアメリカ合衆国で芸術家フローレンス・プレッツ氏が制作した像なんです。これが「幸福の神様」として世界中に流行し、日本では明治末期、池田市出身の田村駒治郎氏によって商標登録され、彼の会社や通天閣に祭られるようになったそうです。ビリケンさんの足の裏を撫でるとご利益がある〜なのでピカピカです。

街中観光4:池田呉服座

ビリケンさんの西隣にある大衆演劇場です。北大阪の商業中心地として栄えた頃には3、4軒の芝居小屋があったそうで、この池田呉服座は江戸時代に建てられた「呉服座」の建築様式を一部再現しているとか。観劇料金は大人 1,900円、小人 1,200円です。

街中観光5:西光寺

池田呉服座から道路を渡り、路地に入ると山門に出会います。ココが「不断(ふだん)山瑞雲院西光寺」で阿弥陀仏本尊とする浄土宗の寺院です。

本堂脇に春には桜、夏にはサルスベリが咲くんでしょうね〜♪

境内にあった「頭が龍で、胴体は鳥」の彫り物
調べると天と地を往来する「応龍」または「飛龍」というものらしい

街中観光6:吉田酒造(株)

西光寺山門横には、元禄から続く造酒屋の「吉田酒造」があります。江戸時代には40軒近くの造酒屋があったそうで、現在の建物は明治10年に火災後に再建されたものです。江戸時代の建築法を多様しているので国登録有形文化財に指定されています。門前の梅の古木が咲く頃の風景が素晴らしいんですよね。

見事ですねぇ〜♪

街中観光7:弘誓寺(ぐぜいじ)

山門が鐘楼になっている浄土真宗、本願寺派のお寺です。この当たりは池田城主筑後守のお城があった頃に家老屋敷があったそうです。本堂には狩野派の勝部如春斎(かつべ じょしゅんさい)の襖絵八面「松楓に孔雀・松桜に孔雀」(池田市重要文化財)があるとお寺の案内板に書かれていたので本堂を覗いて見たんですが見えない、残念!!

襖絵のある本堂です

街中観光8:呉春(株)

商店街方面へ少し戻ると池田の銘酒「呉服」を作っている造酒屋があります。表の店構え、横路地の黒壁と趣ある建物で、創業は江戸中期の元禄年間(元禄14年/1701年)頃、銘柄の「呉春」は江戸後期に活躍した画家・村松呉春の名前から由来しており、昭和の作家・谷崎純一郎も愛飲したとか。

街中観光9:高法寺

呉春の奥の路地にある高野山真言宗のお寺です。現在は小さなお寺ですが、開創は奈良時代の僧・行基、池田城主筑後守の祈願所だったそうです。

金比羅さんとお稲荷さんが祀ってありました

街中観光10:愛宕神社

さてどこにあるでしょう。小さなお社で商店街から見えてます。池田には、こんな小さなお社が点在していて、おや?!って場所で出会えます。ちなみに愛宕さんは火事防火の神様、街中の安全を祈願して祀られたんでしょうね。次回は五月山公園周辺へ~♪

池田の街中にこんなかわいい神社が鎮座されたます

次回は五月山公園へ向かいます。

2017年5月2日

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