異国情緒あふれる街、福生を楽しむ国道16号沿線クールショップ10選
村上龍の《限りなく透明に近いブルー》の舞台となったのが東京都下の福生市。ここには在日米軍基地である横田基地があり、基地沿いの国道16号線は、異国情緒溢れる街並みです。かつての米軍ハウスと呼ばれる借家には、桑田佳祐や福山雅治などが住み、福生をオマージュした大瀧詠一やステージ衣装を福生のテイラーで作っていた忌野清志郎など、多くのアーティストが愛した街でもあるのです。
そんな素敵な街並みにある、国道16号線沿いの絶対立ち寄りたい10店をご紹介します。
Index
横田基地
横田基地は、在日アメリカ軍司令部および在日アメリカ空軍司令部と、アメリカ第5空軍司令部が置かれている極東におけるアメリカ軍の主要基地で、極東地域全体の輸送中継ハブ基地です。
毎年1回、横田基地日米友好祭が開催され、この期間は一般公開されることから多くのファンが詰めかけています。
かつて、その米兵や家族が住んでいたのが米軍ハウスで、平屋建ての一軒家で戦後間もない頃は、憧れの欧米生活が垣間見える建物でした。
いつしか時が過ぎ進駐軍の撤退と共に、米軍ハウスも老朽化し減少していく中で、アメリカの香りを求めたアーティストなどがこぞって住み始め、現在ではリノベーションして復活しているのです。
アメリカンショップ
現在でもアメリカの香りを残しているショップが沢山あります。そんな中でも人気の高いショップをご紹介。
D-GARAGE
米軍の街にはなくてはならない『D-GARAGE』
“ミリタリーボックス&ツール”と“福生ミリタリー”がコンセプトで、世界各国の軍用ボックス・ファニチャーや横田基地所属の兵士達が通常使用するツールを中心に取り扱っているマニア垂涎の店。
TABASA
「可愛い」「素敵」といった言葉が聞こえてくるのが『TABASA』
女性向けハンドメイド雑貨が中心のお店で、カントリー系やアンティーク、雑貨を扱っています。メディアでも度々紹介されていて、AKBの篠田麻里子も来店した人気店。特にクリスマスなどアメリカの季節ごとのイベントに因んだ雑貨は見逃せません。
April Flash
おもちゃ箱をひっくり返したような『April Flash』
アメリカのおもちゃで埋め尽くされているアメリカ雑貨の店で、フェリックスザキャットやスパイダーマン、ミニカーにラバーランプなど期待を裏切らない品揃えは、まるでアメリカンドリームのようなお店。
BIG MAMA
外観からファストフードの店に見えるのが『BIG MAMA』
アメリカの1950年代~60年代の家具、雑貨を取り扱うアンティークショップで、2015年3月1日にめでたく復活した“福生の顔”的存在のお店。
とにかく外観もクールなら、商品もクールなんです。
ワールドグルメ
もとはアメリカンテイストなグルメが多かった福生でしたが、現在はワールドワイドなグルメが楽しめる街並みなのです。
NICOLA
戦後、本場のピザを日本に紹介した歴史的名店『NICOLA』
当初は六本木に「ニコラス」として出店し、次いで横田店を出店した。その後、六本木本店を譲渡したため、本来の二コラスの味を継承しているのが横田店。
まさに伝統の味を堪能できる、福生に無くてはならない人気の名店なのです。
BLUE SEAL
アメリカ生まれ、沖縄育ちの本場のアイスクリームが楽しめる『BLUE SEAL』
当初は基地内でしか食べられない貴重なアイスでしたので、現在、夏場は大行列の大人気店。気軽にアメリカンスイーツが食べられる絶対立ち寄りたいお店の1つです。
カオマンガイ16号
「ここは何処?」と思うくらいインパクトの高い『カオマンガイ16号』
米軍ハウスをリフォームしたバンコク屋台料理のお店。開放感ある店内席とテラス席がありリーズナブルで気軽に入れるのがうれしい。
アルコールも豊富なのでパーティの使用もできちゃいます。
カフェ・ドゥ・ジャルダン
素材にこだわったスイーツの『カフェ・ドゥ・ジャルダン』
20種の生菓子と40種の焼き菓子があり、休日には行列ができるほど。特に焼き菓子の「王様のモンブラン」などは食べ歩きもできると大人気。
土産には、幸せを呼ぶ福生の「福ロール」はいかが。
ファンタスティックスペース
街並みのなかには一体「何の店」と思うような摩訶不思議な店舗があります。そんなお店をピックアップしてご紹介。
Rainbow Tribe
国道そいでも度肝を抜かれる外観の『Rainbow Tribe』
実はアクセサリーを扱うお店。スウェーデン出身のオーナーが外国人と奇異な目で見られたくないから福生に出店したのですが、外国人と云うよりはディスプレイは宇宙人。
外観に反して扱っているアクセサリーはクールなものばかりです。
トム・ソーヤー工房
誰かに背中を押してもらわなければ入りにくい『トム・ソーヤー工房』
“世直し”をテーマにオリジナルおやじキャラを通して世直し口上しているまさに奇想天外。駄雑貨屋&アトリエ、音楽、町おこしなどマルチな活動をしているオーナーはしゃべりだすと止まりません。
世直しワールドは入る勇気が必要なだけですが、オーナーいわく、「怪しげな夜に来てほしい」とか。
一押しグッズの《ハニカミおやじ》
最後に…
異国情緒香りる福生はいかがでしたか。
これ以外にも、まだまだ沢山面白いお店がありますので、実際に行って楽しんで下さい。あなたの好奇心を満足させるお店が見つかるかもしれませんよ。
2015年11月13日