良い酒は水のごとし、喜多方の酒蔵「大和川酒造」で味わう極上の日本酒

コラム

2418view

2015/02/10

福島県会津地域の北部に位置する喜多方は、「蔵のまち」として知られています。おもむきのある蔵は、路地裏や町の郊外に点在しており、その数は四千棟とも。現在もその多くが酒蔵、味噌蔵として使われており、良質の水と米を活かした醸造業が盛んな町です。

喜多方市には、日本酒の酒蔵がいくつか点在しており、観光スポットとしても高い人気を誇ります。その中でもおすすめなのが、大和川酒造。江戸時代中期の寛政2年（1790年）に創業し、9代に渡って日本酒を作り続けてきた長い歴史を持つ酒造です。

見学ができる「北方風土館」は喜多方市街からも近く、酒蔵内部の見学のほか、効き酒や、実際に仕込みに使われている水を試飲することができます。試飲できる水は角がとれており、まろやかで甘い水で、この水と地元で取れた米を使って作られる酒は力強くまろやかなのが特徴です。

試飲コーナーで飲める日本酒は、「純米酒弥右衛門」や「普通酒大和川」など。運が良ければ瓶ごと新聞紙にくるんで蔵で熟成させた熟成酒も試飲することができます。試飲コーナーで特におすすめの「純米大吟醸いのち」は、全量会津山の有機無農薬栽培米を仕込みに使い、精米歩合は贅沢にも40％、一升で15,768円（税込み）という破格の日本酒です。

口に含むと強い米の甘みと香りが鼻を抜け、その後にすっきりとした水の爽やかさを感じることができます。「良い酒は水の如し」と言いますが、その言葉を体現するような特上の品。喜多方に行く機会がある方は、ぜひ一度足を運んでこの酒を味わってください。

試飲の〆は名物の喜多方ラーメンで締めくくるのもオツです。こちらもクセのないすっきりとしたスープが美味しく、町のいたるところで食べることができます。

首都圏からは電車で3時間弱と少々距離がありますが、美味しい酒と食、そして田園風景のどかな風景を楽しみに行ってみませんか？

福島行きの高速バスを探す

名古屋を代表する観光名所【名古屋城】天守閣は閉鎖中も…見どころ満載！

2018/08/22

名古屋といえば「金鯱（金シャチ）」が鎮座する名古屋城！老朽化の影響で2018年5月から2022年まで天守閣は閉鎖となっていますが、6月には本丸御殿が完成し、3月末には隣接する商業施設「金シャチ横丁」がオープンしました。今回は未来に向け蘇りつつある名古屋のシンボル【名古屋城】をピックアップします！すべてを見る

コラム