自分に合った座席タイプの選ぶ方法は？

コラム

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2013/12/16

高速バスの座席のタイプ

高速バスや夜行バスを選ぶ際、座席のしくみがよくわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこでバスの座席のタイプについて簡単にご説明しておきます。
バス選びの際、「4列スタンダード」とか「4列ゆったりシート」「3列(2+1)シート」「3列独立シート」などの種類が選べるようになっていますね（名称は各社まちまちですが、だいたいこれらの種類が見分けられるような表現になっています）。各バス会社によってバスのグレードや設備、アメニティなどには若干の差がありますが、シートタイプはだいたいこのように決まっています。
「4列スタンダード」というのがいちばんオーソドックスなスタイルで、おそらく料金も最もリーズナブルに設定されていることが多いと思います。真ん中に通路があって、2人が並んで座るシートが左右に配置されているタイプです。
女性の一人旅の場合、隣りに見知らぬ男性が並んで腰掛けるという状況は避けたいですね。ほとんどのバス会社ではそういうことのないよう、女性の一人客の横には必ず女性が配置されるルールになっています。

のびのび座れるゆったりシート

「4列ゆったりシート」の場合、基本的には4列スタンダードと同じような席構成ですが、ひとりあたりの前後のスペースが広くとってあるためにゆったり足が伸ばせてリクライニングも深く倒せるようになっています。長距離バスは乗車時間も長いので、少しでも疲れを軽減したい方や体の負担を軽くしたい方などがよく選びます。ただしバス1台あたりの席数を減らす関係上、料金はちょっと高めに設定されることが多くなっています。

個室感覚の3列シート

3列シートは「2＋1」と「3列独立」に分類できます。2+1は通路をはさんで2人シートと1人シートが並んでいる状態で、4列シートよりも左右のスペースがゆったりしています。また2人シートといってもぴったり密着して座るわけではなく、席は独立していて間に間仕切りカーテンが取り付けられている高速バスもたくさんありますから、グループ専用というわけではありません。4列シートに比べて左右の人と距離がとれるため、精神的な圧迫感が少ないというメリットがあります。
一方の3列独立シートは1人用シートが3列になっており、間がそれぞれ通路になっています。また列には前後差が設けられていて、要するに完全に横並びではないので他人の視線を避けやすくなっています。カーテンを引くとほぼ個室状態になるのでプライバシーもしっかり守れます。「そばで他人の気配がするとうまく眠れない」「他人のゴソゴソという物音が気になる」という方などにおすすめです。
なお、ごく限られたコースにしか設定がありませんが「2列独立シート」というシートタイプもあります。料金は割高になりますが、ソファーのようなゴージャスでゆったりしたシートによるバス旅行はまさに「道路のファーストクラス」。機会があればぜひお試しください。

女性専用車について

どの座席のタイプでも、バス会社のルールによって「グループ客を除いて女性と男性が隣りにならない」「横並びは同性で統一する」といった配慮がなされていますが、それでも男性客と同席するのが苦手だという女性客のために「女性専用車」が設定されています。特に料金に違いもありませんから、女性の方であればぜひご利用をご検討ください。長時間をシートに座って移動するバス旅行。シートタイプの選び方は快適性に大きく影響します。お好みのシートタイプを選んで楽しいバスの旅をご満喫ください。

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