ジブリファン必見!モリコロパークにある「サツキとメイの家」を見学しよう

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愛知県長久手市にある「モリコロパーク」。この公園の名前は、2005年に開催された万博「愛・地球博」のキャラクター、「モリゾー」と「キッコロ」に由来しています。この「モリコロパーク」は万博のメイン会場だったのですが、今ではずいぶんと整備が進み1日中楽しめる緑豊かな公園に変化しました。そんな「モリコロパーク」には、「となりのトトロ」が大好きな人にはたまらない「サツキとメイの家」が保存展示されています。建物の内部も見学できますで、今回詳しくご紹介いたします。

サツキとメイが暮らしていたあの家が目の前に!

「モリコロパーク」の広大な敷地の奥にある「サツキとメイの家」は、公園正門から歩くと約20分かかりますので、のんびりと公園内を散策しながら目指しましょう。映画のまま再現された建物は、昭和30年代の暮らしがよく感じられる造りになっています。季節によって演出が変わり、建物の周りで咲き誇る花々も色とりどり。トトロを知らない外国人でも、古き良き時代の日本家屋に興味を持つことでしょう。内部公開は予約制になっており、決められた時間に人数制限付きで入場するシステムとなっています。

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和室へつながる縁側や、井戸小屋などの外の施設も忠実に再現

見学は2班に分かれて行います。先に内部を見学するグループと、先に外の施設を見学するグループに分かれます。どちらも見学は同じ所要時間です。

和室の横には縁側と踏み石があり、当時は実際にここから家に出入りしたりしていました。最近の家には縁側があまり多くありませんので、ここに座ってお茶を飲んだりおやつを食べたり、ひなたぼっこをしたり、などという経験をした人が少なくなってきました。映画ではサツキとメイが縁側から外に裸足で駆けて行くシーンなどが出てきます。

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内部の小物も実際に触れることができます

和室は2部屋あり2間続きになっています。家の中心にあるこちらの和室には、サツキが使っていたランドセルや机が置かれています。ランドセルの中には本や教科書も入っています。和室の障子や襖などのデザインも当時のデザインで造られていますし、備品も昭和30年代のものがそろえられています。2階にあがる階段までは公開されているのですが、残念ながら2階に上がることができません。

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唯一の洋間であるお父さんの書斎

サツキとメイのお父さんは考古学者。お父さんの部屋として使われていたこちらの洋間は、書斎として使われていたため考古学の本などが山積みされています。この山積みされている雰囲気がいかにもリアルです。部屋のあちこちに所狭しと置かれた本や資料だけでなく、翻訳の仕事もしていたためか洋書も見られます。建物の中で唯一の洋室ということで、ステンドグラスの出窓も見ることができます。当時は、玄関脇に洋風の応接間を建てるのが流行っていたそうです。

ほかにも茶の間として使われていた四畳半の和室もあります。昔懐かしい生活道具に囲まれ、部屋の中心にはちゃぶ台がひとつ。みんながちゃぶ台を囲んで食事をしていた古き良き昭和の時代がよく再現されています。ほかにも手押しポンプで水をくみ上げる炊事場、薪で沸かす鉄釜のお風呂などの見どころも多く、30分の制限時間では少々時間が足りないかもしれません。

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 猫バスがやってきたあのバス停もあります

内部の見学以外に敷地内の見学も楽しめます。トトロの名シーンのひとつでもある「猫バス」がやってくるバス停なども映画のとおり再現されていますし、お父さんが使っていた自転車も軒先に置かれています。縁側の下にあるサツキとメイが使っていたままごとセット、メイが顔を出していた底の抜けたバケツなど、ひとつひとつが細部まで細かく再現してあるので、ジブリファンであれば、何度も訪れたくなるスポットです。

見学が終わったら「サツキとメイの家」の奥にある展望台に上ってみてください。「サツキとメイの家」全体が見られるだけでなく、敷地がすべて見渡せるようになっており、空を飛んだ猫バスから見た風景を体験することができますよ。

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建物内部では飲食は禁止。写真撮影もできません。ただし外部見学をする際に部屋の内部を撮影することは可能です。30分という限られた時間ですので、時間いっぱい使って細部すみずみまで楽しんで見学してください。

2015年11月16日

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