日暮里・舎人ライナーで行く、関東厄除け三大師・西新井大師と広大な舎人公園 東京都足立区

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無人運転と無人駅が未来的な日暮里・舎人ライナー

本日も、都営まるごときっぷの旅を続けます。今回はいよいよ、足立小台駅から日暮里・舎人ライナーに乗りますよ。

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日暮里・舎人ライナーは無人運転で、駅も無人駅がほとんど。私のまるごときっぷは紙で、自動改札が使えませぬ。そこで、改札の近くのインターホンで利用の旨を伝えると、改札を開けてくれました。

無人運転なので当然、運転手がいないわけで、先頭車両の最前席に座って眺望を楽しむことかできます。

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周りは下町っぽい雰囲気なのに、窓から眺めると未来的な景観に見えますな。新しくできたスーパーや家電量販店も多く目にしました。ファストフードのお店もどんどん進出して、新しい町が作られている感じですね。

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やがて江北駅に到着。ここで降りて、駅前の高野胡録神社を目指します。

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社殿は比較的新しいようですが、創建は約300年前と言われているそうな。境内鳥居には、大きな龍の頭をもった注連縄が取り付けられ、新しい中にも古い伝統が引き継がれているみたい。

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関東厄除け三大師のひとつ西新井大師

次の目的地の西新井大師へ行くのですが、都営交通完全制覇を目指すにはここで都バスに乗らねばなりませぬ。頻繁にバスが走っているので、かなり時間が短縮できました。

西新井大師の近くには、東武線の大師駅があって何度も訪れているのですが、別のルートから来ると景色が変わって新鮮な気持ちになりますね。実は、西新井大師は通称で、詳しい寺名は、五智山遍照院總持寺(ごちさん へんじょういん そうじじ)と言うらしい。昔から「関東の高野山」とも呼ばれていたそうですね。

ネーミングからも分かるとおり、弘法大師の創建ですか。なんでも、弘法大師・空海が関東巡錫の途中、ここ西新井を通った際、本尊である観音菩薩の霊託を聞き、本尊の十一面観音を彫って、826年に寺院を建立したことに始まるらしい。

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西新井大師は、関東厄除け三大師と言われているそうですね。関東厄除け三大師とは、弘法大師・空海を祀る寺院のうち、西新井大師、川崎大師、観福寺大師堂の三つを指すのですか。

大師さまといえば、川崎大師も有名ですね。草団子やせんべいの店が並ぶ参道はどことなく似ているような。どちらも、私鉄の「大師前」駅があるし…。

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昔、川崎大師にはさんざお世話になったこともあり、西新井大師もしっかりお参りをしていこうと思いました。

西新井大師の境内は、見どころがいっぱい

江戸時代中期に建立された本堂は、昭和41年の火災によって焼失してしまったのですか。幸い、本尊は難を逃れ、昭和46年に再建された現在の本堂で拝むことができるのですね。

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前回来たときは本堂が工事中でしたが、おかげで綺麗な境内を眺めることができました。

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ちなみに、西新井大師のネーミングは、弘法大師ゆかりの井戸が、本堂に西側に所在することから呼ばれるようになったらしい。この近所にも西新井という地名がありますが、東新井も、北新井もない理由が納得できました。

境内には古い建物がありますが、そのひとつがこの三匝堂(さんそうどう)。明治17年建立された都内に残る唯一の栄螺堂だとか。

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栄螺堂と言えば、会津にあるのが有名ですが、都内にもあったのですね。ただ、残念ながら内部は非公開なのでした。

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境内の近くには牡丹園があり、行った日は牡丹の時期ではなかったですが、美しいアジサイを見ることができました。季節感がぐじゃぐじゃで申し訳ありませぬ。

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西新井大師を出て、住宅街を歩いて再び日暮里・舎人ライナーの駅を目指します。この近くは、都心より緑は豊富だし、安売りのディスカウント店やファストフードの店も多いし、住むにはとても快適かも。

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小学校や中学、高校が多く、それぞれ大きな公園に面しているのは、とても充実した学生時代が過ごせそうだと思いました。

広さ約63ヘクタールを誇る舎人公園

西新井大師西駅から、最終目的地の舎人公園駅に到着。駅のプラットホームの両側に広大な緑が広がっているのがわかります。

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それもそのはずで、現在はスポーツ施設、様々な広場、池などが整備され、広さは約63ヘクタールもあるらしい。

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敷地は日暮里・舎人ライナーが走る尾久橋通りで東西に分断されており、西側には陸上競技場やテニスコート、野球場などのスポーツ施設、東側には池や親水広場などの緑が広がる空間に分けられているらしい。そして、南東部にはバードサンクチュアリも設けられているのだとか。

ここに来たのは、三回目ですが、日暮里・舎人ライナーがなかった頃は不便な場所というイメージでした。日暮里・舎人ライナーが開業したあとは、駅前の広大な公園に変貌したのですね。

西側のスポーツエリアは以前行ったので、今回は東側を中心に歩きます。駅前から続くメインストリートを行き、水の流れに沿って左折すると噴水がありました。

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そのすぐ近くには、水辺の景観が美しい大きな池が…。

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前回来たときは、大雨の後だったので、池の水位が木々の直前まで迫っていたのですが、それがヨーロッパの都市公園を思わせる風情がありました。

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おじさんたちも、のんびり魚釣りですか。こんな広々とした水辺の景観が近くにあるのはうらやましいです。

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舎人公園は、大人も子供も楽しめるスポットがいっぱい

池の近くには、これまた広大なそりゲレンデ。ここまで大きいと子供の遊び場と言うより、スポーツ施設ですな。

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こちらも、近所の子供たちがゆったりと気持ちよさそうに遊んでおりました。

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そりゲレンデの近くにあるあさひの広場は、標高17.5m。なんと、足立区で標高が一番高い場所なのだとか。そこに立つと、360度の眺望が楽しめました。

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申し遅れましたが、舎人公園には、7千本を超える樹木があるそうですね。

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池の周りを歩いて行くと、500株を超える菖蒲田があります。菖蒲は時期が少し遅かったみたいですが、アジサイを眺めることができました。

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都営まるごときっぷで、1370円もお得に

さて、都営まるごときっぷで行く、都営交通制覇を目指す旅。

お得きっぷを使って、今日一日でどれだけお得になったか、調べてみたいと思いまする。今回、かかった交通費と入園料は、以下の通り締めて2070円。

都営地下鉄 自宅~西巣鴨 320円
新庚申塚 荒川遊園地 170円
荒川遊園地入園料 200円
足立小台→江北 230円
都バス 210円
西新井大師西→舎人公園 170円
舎人公園→熊野前(舎人ライナー)  280円
熊野前 新庚申塚 170円
西巣鴨~自宅 320円

合計2070円

きっぷは一枚700円なので、1370円もお得になったのですか。たっぷり緑を眺めてストレス解消になったし、心と財布にもお得な旅でした。

2016年11月30日

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