まほろばの大和は花と古墳が満載!奈良県立馬見丘陵公園

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奈良を代表する花の公園

鬱陶しい梅雨の季節が続いています。あまり外には出掛けたくない日々ですが、そんな雨の日でも心を和ませてくれる場所がまほろばの国・大和にあります。それが奈良県立馬見(うまみ)丘陵公園です。

奈良県北西部の河合町と広陵町に跨る馬見丘陵公園は非常に広大で、2010年には第27回全国都市緑化フェアが行われ、多くの人々が公園一面に咲いた花を堪能しました。2年後の2012年には全面開園となり、奈良県を代表する植物公園となっています。

2010年の全国都市緑化フェア。翌年開催の鹿児島が、全線開通目前の九州新幹線をアピール
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4つのエリアに分かれた馬見丘陵公園

広大な馬見丘陵公園は緑道エリア、北エリア、中央エリア、南エリアという4つのエリアに分かれています。今回は特に、最も広い中央エリアを中心にご紹介しましょう。

中央エリアの中央口には「馬見丘陵公園」バス停と無料駐車場があり、出入りには最も便利な場所です(緑道エリアを除く他のエリアにも無料駐車場はあります)。公園内は入場無料となっており、年中24時間無休です(駐車場には閉鎖時間があります)。

広々とした中央口
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梅雨に紫陽花

梅雨の花といえばそう、紫陽花(アジサイ)です。数ある花の中で、紫陽花ほど雨が似合う花はありません。

中央口から入って右の方向に歩いて行くと「だんだん広場」があって、そこには多くの紫陽花が植えられており、雨で沈みがちな心には一服の清涼剤となります。さらに「だんだん広場」から南の方に「あじさいの小径」が伸びており、道端に咲く紫陽花を見ながら散歩できます。

紫陽花が満開の「だんだん広場」
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色とりどりの紫陽花
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「あじさいの小径」の両脇には紫陽花が
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初夏の菖蒲

紫陽花が満開になる少し前は菖蒲(ショウブ)の季節でした。中央口から左の方には菖蒲園があり、今年(2016年)の6月4~6日には花菖蒲まつりが行われました。見頃はやや過ぎた感がありますが、もう少し楽しめそうです。

梅雨時期の菖蒲園
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肥後系「頼光(ライコウ)」
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中央エリアには他にも「バラ園」「花の道」「ススキの丘」「カリオンの丘」などがあり、とても紹介しきれないスポットがたくさんあります。

もちろん他のエリアでも、北エリアには「彩りの広場(ダリア園)」「集いの丘」、南エリアには「花まちの丘」などがあり、春夏秋冬1年中、植物を楽しむことができます。また、緑道エリアは散歩道および自転車道となっており、散歩や自転車で緑の風を満喫できます。

馬見古墳群

馬見丘陵公園は植物だけではなく、日本有数の古墳群であり、15基もの古墳が公園内にあります。

中央口から右へ歩いて行けば、小高い丘が見えてきます。それがナガレ山古墳です。5世紀前半の古墳と言われ、誰の古墳かはわかっていません。古墳の半分が芝生でおおわれており、周りには復元された埴輪が並んでいます。

埴輪が並べられた前方後円墳のナガレ山古墳
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また、中央口付近には公園館があり、馬見古墳群の博物館となっています。入館無料なので、歴史好きにはたまりませんね(月曜日は休館。祝日の場合は翌火曜日が休館)。

公園館
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ドライブに、散歩がてらに、バスで来場もよし

馬見丘陵公園は前述のとおり各エリアに無料駐車場を備えているので、車での来場が便利です。西名阪自動車道の法隆寺出口から県道5号線を南下します。ドライブがてらに来るのもいいでしょう。

鉄道利用の場合は近鉄田原本線の池部駅が最寄り駅です。緑道エリアはすぐ近くですが、他のエリアからは遠く離れており、またローカル線なので電車の本数も多くありません。緑道エリアをノンビリ散歩するつもりで行きましょう。

公共交通機関利用なら、近鉄大阪線の五位堂駅から奈良交通バスを利用した方が便利かも知れません。大阪上本町駅から快速急行に乗れば約25分で五位堂駅に着きます。

また、関東方面から来られる方は、夜行バスを利用するのも一法です。TDR横浜奈良線に乗ると、千葉の海浜幕張駅を出発して京成上野駅横浜駅などを経由、終点が五位堂駅となります。

詳しい運賃や時刻表などはバスサガスで検索してください。格安の旅を楽しめるでしょう。なお、奈良の詳細エリアは「香芝・北葛城」となります。

それでは、馬見丘陵公園の花と古墳の旅を楽しんでください。

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2016年6月23日

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