日本三大峡谷の1つ!自然が生んだ見事な絶景が楽しめる清津峡へと行ってみた

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清津峡

新潟県十日町市にある清津峡。清津川の両岸に切り立った断崖がそびえ、富山県にある黒部峡谷や三重県にある大杉谷などと共に日本三大峡谷の1つに数えられる見事な景勝地です。

昭和16年(1941年)には、その美しい景観から国の名勝および天然記念物に指定され、さらに後の昭和24年(1949年)には上信越高原国立公園の一部にも指定されている清津峡ですが、今回はそんな自然が生み出した素晴らしい絶景を眺めることの出来る清津峡の楽しみ方について紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

公共交通機関での清津峡へのアクセスは上越新幹線の越後湯沢駅から!

ようこそ清津峡へ

電車やバスなどを使って清津峡へとアクセスする場合の旅の出発地点は、上越新幹線の越後湯沢駅になります。

南越後観光バスが運行する急行・湯沢~清津峡~津南~森宮野原駅線へと乗車し、国道353号線沿いにある「清津峡入口」停留所で下車。そこから清津峡までのびる県道389号清津公園線を突き当たりまで歩けば清津峡へと到着です。「清津峡入口」停留所から清津峡までの所要時間は徒歩でおよそ20分ほど。

同様に車などで清津峡へとアクセスする場合は、関越自動車道の塩沢石打ICより国道353号線の十二峠トンネルを抜けた先で県道389号清津公園線へと折れ、突き当たりまでです。

ちなみに、清津峡のすぐ手前には、清津峡温泉という温泉街が続いています。規模はそこまで大きなものではありませんが、そんな中でも温泉街にある清津館は、日本全国に約180軒加盟している「日本秘湯を守る会」の会員宿。このほか、温泉街には食事処やおみやげ屋さんなんかもいくつか立ち並んでいますので、清津峡散策を終えた後はこれら温泉街にある施設にも立ち寄ってみると良いでしょう。

「清津峡渓谷トンネル」から楽しむ清津峡の絶景

「清津峡渓谷トンネル」からの眺め

一般に渓谷・峡谷と言えば、川沿いに整備された遊歩道を散策しながらその美しい絶景を眺めるものだとイメージしがちだと思いますが、清津峡の場合は峡谷のすぐ脇に掘られた「清津峡渓谷トンネル」から景色を楽しみます。

もとは清津峡にも川沿いに続く遊歩道が整備されていましたが、昭和63年(1988年)の落石がきっかけで遊歩道が閉鎖され、現在の「清津峡渓谷トンネル」が整備されるようになりました。「清津峡渓谷トンネル」は平成8年(1996年)の10月に完成。ちょうど2016年の10月で開坑20周年を迎えています。

「清津峡渓谷トンネル」からの眺め②

こちらが途中の見晴台から眺めた清津峡の光景。清津川に迫り出すように切り立った断崖絶壁の様子にも驚きますが、特徴的なのは岩肌が非常に独特な形状をしているという点。これは柱状節理と呼ばれるもので、長い年月をかけてマグマが徐々に冷却されることで、このような形になると言われています。

見晴台は全長750mある「清津峡渓谷トンネル」の中で全部で4つ。順に第一見晴所、第二見晴所、第三見晴所とそれぞれ続き、一番奥のパノラマステーションと呼ばれる見晴台からは、ちょうど清津峡を正面に見るような格好でその絶景を楽しむことが出来ます。

「清津峡渓谷トンネル」の入口から一番奥のパノラマステーションまでは750mの距離があり、所要時間の目安は往復でだいたい40分~60分程度。トンネルの一番奥に到達するまで結構時間のかかるこちらの「清津峡渓谷トンネル」ですが、途中の見晴所から眺める景色を励みにしながら、頑張って最後のパノラマステーションを目指していきましょう。

また、「清津峡渓谷トンネル」の入坑に際しては料金が発生し、大人1人につき600円(高校生以上)です。小・中学生は半額の300円となり、未就学児については無料となります。

パノラマステーションからの絶景!

清津峡

冒頭の写真でも紹介していますが、パノラマステーションから眺めた清津峡の様子が上の写真になります。ちょうど清津川を真正面に捉え、清津川の両側に険しい断崖が続く峡谷の様子はまさに圧巻の一言です。

パノラマステーションからの眺め

特に、写真のように深い渓谷の合間に太陽の光が差し込んで、くっきりと崖に光と影が現れるその様子はまるで1枚の絵画のような見事な美しさ。ぜひ、こちらのパノラマステーションで美しい清津峡とともに記念撮影をして、思い出を写真に残していくと良いかと思います。

紅葉と雪景色の頃の清津峡の景色もおススメ

緑の輝くグリーンシーズンの清津峡もとっても美しいかと思いますが、なんといっても清津峡がいっそう美しい景色を見せてくれるのは秋の紅葉の季節。例年、10月下旬から11月上旬にかけて紅葉の見ごろを迎える清津峡では、多くの観光客で賑わいます。

また、トンネルから渓谷を鑑賞出来るという点から、気軽に峡谷の雪景色を楽しむことの出来る冬の時期もおススメ。さすがの「清津峡渓谷トンネル」も最も雪が深くなる1月中旬~3月のまでの間は例年休業になりますが、冬の初めの頃まではこうした普段とは違う清津峡の景色も楽しむことが出来ますので、ぜひとも春夏秋冬、季節に応じて素晴らしい美しさを見せてくれる清津峡の四季を感じに足を運んでみてはいかがでしょうか。

2016年11月1日

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