岩手県の世界遺産中尊寺の金色堂を見に行こう！関山天台宗東北大本山

コラム

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2016/11/24

中尊寺は、岩手県平泉の世界遺産のひとつです。850年に高僧慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)によって開かれ、その後奥州藤原氏の初代清衡によって造営が行われました。3千点余りの絵画、書跡、建築、工芸、彫刻、考古など国宝・重要文化財が残され、平安仏教美術の宝庫と称されています。そんな芸術あふれる中尊寺で、せっかく行ったなら絶対外せないスポット3選をご紹介したいと思います。

金色堂（こんじきどう）

金色堂は、中尊寺の代名詞とも呼べるお堂です。中尊寺建立当初の姿を今に伝える、唯一の貴重な建造物です。金色堂内は、内外に金箔が施され、国宝金銅華鬘（こんどうけまん）をはじめとする美術品が数多く点在しています。他では決してみることができない美術品を心ゆくまでご堪能ください。

経蔵（きょうぞう）

経蔵は、金色堂のそばに位置する重要文化財です。国宝である「中尊寺経」が納められていた御堂で、平安時代の古材が使われており、趣が感じられる建造物です。堂内には、物を乗せる台「国宝螺鈿平塵案（らでんへいじんあん）」という国宝も収められていて、平安時代末期の暮らしを垣間見ることができます。秋には建物前のイロハモミジの紅葉との景色が抜群、中尊寺で人気の撮影スポットとなっています。

讃衡蔵（さんこうぞう）

讃衡蔵は、奥州藤原氏が残した三千点あまりの国宝や重要文化財を収蔵している宝物館です。展示室では、仏像をはじめ、藤原氏のご遺体の副葬品などが収められています。

まとめ

中尊寺は、四寺回廊（しじかいろう）の一つです。松尾芭蕉が奥の細道で訪れた、松島の瑞巌寺、山寺の立石寺、平泉の毛越寺と中尊寺を巡る「みちのく古寺巡礼」もオススメです。中尊寺は、明治天皇の行幸、昭和天皇・皇后両陛下の行幸啓されている場所でもあり、歴史に興味がない人でも、一度は訪れたい観光スポットです。
【住所】岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202

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