県庁所在地・千葉市内のトリビアをしゃぶりつくす旅 千葉県千葉市を歩く

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ウォーキングの原点・おもひでの千葉市

今回行ったのは、千葉県千葉市。千葉市は、青春のほろ苦い思い出の地であるとともに、私の関東周辺ぶらり旅の発祥の地でもあるのです。

それは確か、中学校の夏休みの中の一日。当時、電車に乗って学習塾に通っていた私は、代々木の駅でいつも見る黄色い電車にあこがれていました。山手線はぐるぐる都心を回っていますが、総武線には終着駅があります。しかも、電車の先頭に書かれているのは「千葉」の文字。

まだ行ったことのない県庁所在地ですよ。中学生からしたら、とんでもなく遠い町に思えたのです。その思いが溢れかえるようになって、とうとう一人で総武線に乗って千葉へ行くことにしたのでした。でも、当時はお散歩のガイドブックがあることも知らず、家にあった関東地方の道路マップの中の「千葉市街図」一ページだけが頼り。

たった1ページの地図のために、重たい本をカバンに入れ、炎天下、とぼとぼと市内を歩き回ったのを覚えています。地図の見方もよくわからず、当然のように迷子になって、交番のおまわりさんに道を尋ねたり…。

でも、その思ったように歩けないもどかしい気持ちのトラウマが、その後のウォーキング発展の原点になったのかもしれませぬ。中学生のときは、思ったとおり歩けなかった街ですが、その後三度ほど訪れ、かなり千葉の街には詳しくなりました。ノスタルジックな気分に浸りながら、四年ぶりに訪れてみようか、と。

グッドデザイン賞の建物やベンチのある千葉大学西千葉キャンパス

ただ、同じルートを歩くのでは面白くないと、ウォーキングのスタートは、初めて降りる京成千葉線みどり台駅から。なぜここで降りたかと言うと、国立大学法人千葉大学が近くにあるからなのですよ。

CA3A6999

大学のキャンパスを歩くのは、アカデミックな気分に浸れるので、以前から好きでした。特に国立大学のキャンパスは広々として、緑が多いところも良いですね。ただ、一般人が入れないところも少なくないので注意が必要です。千葉大学のHPで確認すると、建物以外なら一般の人も入れると記載されていました。そこで正門からお邪魔することにしたのです。

CA3A7005

さすがに広々として、巨木があったり、美しいイチョウ並木があったりして気分よくキャンパスウォーキングができました。しかも、この西千葉キャンパスにはグッドデザイン賞受賞の建物や施設があるのですか。

CA3A7009

CA3A7004

そのひとつが、この大学図書館。

CA3A7013

周辺の「かたらいの森」と呼ばれる緑のスペースと透明性の高いファサードとのコラボが美しい。スケスケなのは、建物内外の者が互いに刺激を受ける「見る」「見られる」関係を作り出すことを狙ったものだとか。

そして、近くにあるこのベンチもグッドデザイン賞受賞なのですか。

CA3A7003

これは、「語らいベンチ」と呼ばれているそうな。HPによれば、「利用者の人数、身体条件、互いの関係の違い、近隣グループへの配慮などに応じて、自由な位置取りを可能とし、楽しい語らいをはじめ、多様な使い方と居心地の良いスペースを創り出す」のがコンセプトなのですか。

陸軍の鉄道第一連隊跡地を整備して作られた千葉公園

千葉大学の西千葉キャンパスを出て、ゆりの木通りを歩いて行くと、左手に高校があります。別に高校は珍しくないのですが、「千葉東高校」の高校名が目に入ったとたん、既視感が頭の中を駆け巡りました。

CA3A7018

どこかで見たなと思って、沈思黙考すること十数秒。そうだ、ここは桐谷美鈴の母校だと思い出しました。ネットで、桐谷美玲が偏差値70の進学校出身だと話題になっていましたからね。あとで、小島瑠璃子の母校であるとも判明いたしました。

自分がミーハーだったことを再確認しつつ、さらに歩いて行くと、目の前に緑あふれる公園が…。

CA3A7038

ここは以前にも来たことがある千葉公園ですな。この公園は、戦後、陸軍の鉄道第一連隊跡地を整備して作られたらしい。鉄道連隊とは、戦地において鉄道の建設や修理、兵員・物資の輸送にあたるのを主な任務とする鉄道専門の部隊。公園の中には、今も鉄道第一連隊演習所ゆかりの施設が点在しておりまする。

CA3A7036

ちなみにこれは、架橋演習の橋脚跡。

CA3A7037

高さ4m幅5m奥行2mもあって、それを知らなければ何でここにコンクリートの壁があるのじゃ、と首をひねっていたでしょうね。

そして、これはトンネル工事演習に使用したコンクリート製ドーム。

CA3A7045

ほかにも、ウインチ台といわれるコンクリート塊などがあって、当時の面影を偲ぶことができます。

2000年の眠りから覚めたハスがある

現在の公園は、鉄道第一連隊跡地であったことが夢みたいに美しく変貌しておりました。公園の中心にある綿打池とまわりを取り囲む緑、そしてモノレールの白い高架が印象的ですね。

CA3A7041

CA3A7044

千葉公園で忘れてならないのが、大賀ハスの存在。一見、普通のハスのようですが、なんと2000年の眠りから覚めたハスなのだとか。

解説板を読むと、昭和26年に、大賀一郎博士が市内の検見川でハスの種を発掘。それを発芽させて育てたものらしい。ちなみに、このハスは昭和28年に分根されたものなのですね。そういえば、以前ブログで、検見川でハスの種を発掘した場所をご紹介しました。

2000年ぶりに目覚めたというと、どうしても昔見た「ウルトラQ」のミイラ男をイメージしてしまいます。植物の生命力はケタ違いなのですな。

CA3A7048

それはともかく、今は花が咲いていませんが、これが大賀ハスですかね。

CA3A7051

古代蓮資料館の蓮華亭が、ハスの池の景観に絶妙のアクセントを添えています。

CA3A7056

こちらは、千葉市のシンボルキャラクター、つまり、お約束の「ゆるキャラ」ですか。

CA3A7053

名前は、ちはなちゃんと言うらしい。千葉市の花「オオガハス」の妖精という設定だそうですが、ゆるキャラ戦国時代を是非勝ち抜いてもらいたいものだと思いました。

日本有数の「妙見信仰」の中心・千葉神社

公園を出てモノレールの高架の下をくぐり、国道126号の大通りをひたすら南下します。総武線の東千葉駅を超えて、ずんずん進むと、数十年前、私が中学生の頃に見たのと同じ景色が…。そういえば、当時はこの辺りで方角がわからなくなって迷ったのでした。

CA3A7067

4年前に来たときより高いビルは建っていましたが、なんとなく昭和を感じさせる街並みの面影は残っているような。何だかタイムスリップしたみたい。

当時、迷って途方に暮れている中学生の私を探しましたが、もちろん見当たりませんでした。あの頃よりは、体力もついたし、地図の読み方も年季が入っているし、年をとった分だけ成長はしているのかも。

近くには当時お参りした千葉神社があります。

CA3A7072

竜宮城を実際に見たらこんな姿ではないかと、目に鮮やかな朱色の建物を見上げながら思いました。

CA3A7073

この神社は、昔この地域を治めていた千葉氏の守護神である妙見菩薩を本尊とするお寺として建立されたのですか。源頼朝や徳川家からも手厚く保護されたようですが、明治初年の神仏分離によって神社となり、本尊も祭神に改められたらしい。

もともと仏教の妙見菩薩と神道の天之御中主大神は長年神仏習合によって同一とみなされてきた経緯があったそうですね。神社であっても、日本有数の「妙見信仰」の中心となっているとのこと。

妙見菩薩は、北極星あるいは北斗七星を神格化した菩薩。千葉氏、北斗七星、というキーワードが並ぶと閃くのが、司馬遼太郎の傑作「北斗の人」ですね。

千葉周作がなぜ北斗七星と関係あるのか、という謎が解明できました。もちろん本には書いてあると思いますが、中学生のときに読んだので…。

北辰一刀流の北辰も、北極星のことだそうですな。中学生のときに読んだ本の謎も、オヤジになってから解明できたと喜びつつ、千葉神社へお参りします。

CA3A7074

お賽銭を10円入れましたが、そういえば中学生のときは50円入れたと思い出しました。こちらのほうは、中学生時代より退歩してしまったようで…。

CA3A7075

高層ビルに包み込まれた重厚な昭和の建築物

神社を出て、再び国道を南下すると、右手に千葉市中央区役所が見えてきます。その下の部分に、旧川崎銀行千葉支店の建物がビルに包みこまれるように保存されていました。

CA3A7082

さや堂ホールというから、どういうネーミングかと思ったのですが、これはまさに平泉中尊寺のさや堂と同じ発想ですか。昭和2年に建てられ、8本の円柱が並ぶネオ・ルネサンス様式の空間は、現在、コンサートなども利用されているらしい。

CA3A7083

CA3A7084

昔の銀行の威厳が、体感できますね。

CA3A7088

千葉市内の観光におすすめな千葉駅エリア着の高速バスはこちら

おすすめ交通手段を探す

千葉発着の高速バス

千葉着の高速バス
千葉発の高速バス

2016年7月15日

カテゴリー

  • ディズニー夜行バスバスツアー
  • USJ 夜行バスツアー
  • 八戸観光

RSS

follow us in feedly

Copyright © AirTrip Corp. All Rights Reserved.