東京にも廃校をリノベしたオシャレなカフェ&イベントスペースが!秋葉原近くのカフェ「3331(3331 Arts Chiyoda)」
ここ数年、廃校になった校舎をリノベーションしておしゃれなイベントスペースやカフェに生まれ変わらせる…なんて試みがどんどん増えているように思います。自分の通っていた学校が廃校になるなんてとてつもなく寂しいところでしょうが、そんな学校が別の目的で生まれ変わり多くの方が訪れてくれるのは卒業生にとってはとても嬉しいものですよね。
文部科学省によると、 廃校調査を開始した平成4年度から平成23年度までの20年間で、廃校となった数は6,834校。毎年400校から500校前後の公立学校が廃校となっているそう。
建物が現存する廃校の4,222校のうち、7割を超える2,963校がなんらかのカタチで再利用されているようで、文部科学省も「みんなの廃校」プロジェクトとして、情報の提供も行っているようです。
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筆者も数年前、淡路島の廃校をリノベしたのじまスコーラへ行き、感動したものです。
さて、そんな廃校をリノベしたイベントスペースやカフェが都心にも存在すると聞いて早速行ってマイリマシタ!
場所はあの秋葉原!私にとってはあまり訪れないような未知の世界(笑)だったのですが最近ではあの万世橋がレトロな雰囲気を残しつつ、万世橋駅 ホーム・階段遺構と一体化した新商業施設、『mAAch(マーチ) ecute(エキュート) 神田万世橋』をオープンさせたのは記憶に新しいところでしょう。
3331 Arts Chiyoda
今回伺うのは「3331 Arts Chiyoda(アーツ千代田 3331)」
東京都千代田区にある文化芸術施設で 2005年に統合により閉校した千代田区立練成中学校の校舎を改修して、2010年3月14 日にプレオープン、2010年6月26日グランドオープンしたという施設です。
さて、秋葉原駅から歩くこと15分ほど。見えてきました!
外観は普通の学校ですが…
オシャレ!!!
地下1階、地上3階の館内には、アートギャラリー、オフィス、カフェなどが入居し、展覧会だけでなくワークショップや講演会といった文化的活動の拠点として利用されているそう。
また、誰でも無料で利用できるフリースペースも充実しており、お昼時には近隣にお勤めの方々やベビーカーを押すお母さんたちで賑わい、夕方には宿題をする子供たちの姿も見られるんです。この日も休日とあって色々なイベントが行われていました。子供たちの生き生きとした笑顔に感動です。
ここでは屋上のスペースを利用してオーガニック菜園もあるんです。都会でオーガニック栽培を体験できる貴重な菜園として大人気!決まったレンタル料金を払えばいつでも利用可能なため、朝どれ野菜で朝食をつくったり、会社帰りに収穫した野菜を持ち帰って夕食を楽しむこともできます。
屋上オーガニック菜園について詳しくはこちら
http://www.3331.jp/farm/
Food Lab & 居酒屋らぼのランチを楽しむ
さて、せっかくなのでカフェでランチを楽しみましょう。
Food Lab & 居酒屋らぼ
なんともオシャレな空間ですがお料理も本格派。
基礎調味料、素材に拘ったシェフがいらして平日ランチは4種類を提供。JAS有機あきたこまち玄米か白米が選べる日替りランチが一番人気だそう!
土日祝だけはパスタも提供しているんですって。暖かい日はウッドデッキでお茶を楽しむのもおすすめとのこと。
学校だったとは思えないステキな空間です。ここは理科室だったのかしら?それとも家庭科室?想像は膨らみます(笑)
サーバーから注いだビールを楽しみつつこの日のキーマカレーランチとお野菜たっぷりのパスタセットを。
ボリュームもたっぷり!素材にも拘っていてバジルは三浦の露地栽培のバジル、トマトは糖度の高い大井農園のトマトを使用しているそうですよ。
いかがでしたでしょうか。ノスタルジックな廃校のイメージと雰囲気を残しつつもお洒落にリノベーションした校舎。第一線で活躍するアーティストやクリエイターから、地域の子どもたちまでが集い日常的に創造力を育む文化的活動に触れることができるなんて本当にステキな試みですよね。
廃校をリノベーションしたスペースはここ以外にも全国に沢山広がっています。皆さんも是非訪れてみてはいかがでしょうか。
3331 Arts Chiyoda
東京都千代田区外神田6-11-14
http://www.3331.jp/
2016年3月28日