「真田丸ロス」の人にお勧め!巨大古墳の近く、大阪・羽曳野の誉田八幡宮

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年が明けてもまだ残る!?真田丸ロス

昨年(2016年)に放送された「真田丸」は、NHK大河ドラマにとって近年最高の視聴率となりました。そのせいで、放送終了後は「真田丸ロス」に陥った人も多いでしょう。

いや、今年(2017年)になっても、まだ「真田丸ロス」から抜けられない人もいるかも知れません。そんな方にぜひ行ってもらいたい場所があります。それが誉田八幡宮(こんだはちまんぐう)です。

誉田八幡宮は大阪府南東部の羽曳野市にあります。「真田丸」で言えば最終回の1回前、第49回で描かれた「道明寺の戦い」の周辺です。

「道明寺の戦い」の周辺にある誉田八幡宮

「道明寺の戦い」では、真田信繫(幸村)率いる豊臣軍の薄田兼相(薄田隼人)が、誉田八幡宮の境内に陣を置いて出陣しますが、近くの道明寺近辺で圧倒的戦力の徳川軍に対して大奮闘するものの討ち死にしました。

誉田八幡宮には、その戦いの石碑が残されています。また、歩いて行くのにはちょっと遠いのですが、少し離れた所に薄田兼相の墓もあります。

誉田八幡宮に残る、大坂夏の陣が行われたことを示す誉田林古戦場の石碑

誉田八幡宮から少し離れた場所にある、薄田兼相の墓

近くにある巨大古墳が主祭神

誉田八幡宮の創建は古墳時代の559年とされており、そのため最古の八幡宮と称されています。八幡宮とは八幡神(やはたのかみ、はちまんしん)、即ち第15代・応神天皇を祀る神社のことです。

応神天皇は第16代・仁徳天皇の父親です。仁徳天皇といえば堺市にある、世界最大級の陵墓・仁徳天皇陵で有名ですが、応神天皇陵も決して引けを取りません。体積では、応神天皇陵は仁徳天皇陵を上回り、日本一の規模を誇るのです。

応仁天皇陵は誉田御廟山古墳とも言い、誉田八幡宮のすぐ近くにあります。当然のことながら、誉田八幡宮の主祭神は応神天皇です。誉田八幡宮へ行った際には、応神天皇陵にも立ち寄るべきでしょう。なお、応神天皇陵がある古市古墳群は、仁徳天皇陵周辺の百舌鳥古墳群と共に、世界遺産の登録を目指しています。

体積では日本一を誇る古墳・応神天皇陵

八幡宮なのにえべっさん?

みなさんはもう初詣に行かれましたか? この原稿を書いている時点では既に正月三が日を過ぎていますが、別に1月中のお参りなら初詣と呼んでもいいそうです。初詣がまだという方は、誉田八幡宮に行くというのも手ですね。と言っても、1月4日以降は特に催し物もありませんが(笑)。

ただし「えべっさん」ならあります。えびす神社で1月10日前後に商売繁盛を願う行事を関西では「えべっさん」と呼びますが、大阪では今宮戎神社、あるいは兵庫県なら西宮神社などの十日戎が有名です。

ところが、誉田八幡宮はえびす神社でもないのに、なぜか「えべっさん」があるのです。実は、誉田八幡宮には恵比寿社があり、商売繁盛を祈念します。

誉田八幡宮の「えびす祭」は1月9日の午後4時から行われます。今宮戎神社や西宮神社のような大賑わいはありませんが、それが却って穴場かも知れませんよ。

また、1月15日には「とんど祭」もあります。

誉田八幡宮の恵比寿社

誉田八幡宮へ行くには?

誉田八幡宮の最寄り駅は近鉄南大阪線の古市駅で、徒歩約10分の距離です。同線の大阪阿部野橋駅(JRや地下鉄の天王寺駅で乗り換え可能)から急行に乗ると約15分、準急なら約20分で着きます。

車利用の場合は無料駐車場もあります。ただ、台数に限りがあり、また前の道路は狭いのでご注意ください。高速道路で行かれるならば、西名阪自動車道の藤井寺ICで降りると便利です。

それでは、「真田丸」の戦場にもなった誉田八幡宮を存分にご満喫ください。

豊臣秀頼が建てようとしたが未完のまま大坂夏の陣で自害、その後は徳川家が完成させた南大門

2017年1月6日

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