独特の文化圏・名古屋!未来の首都となるか!?~その2

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いざ、名古屋城へ

名古屋滞在2日目の朝。

のホテルをチェックアウトし、北を目指します。目的地は名古屋城。言わずと知れた天下の名城です。

実は、栄の近くにある名古屋テレビ塔に行きたかったのですが、朝早いためまだ営業していないので、先に名古屋城へ行って、その後でテレビ塔に行っちゃおうというわけです。

名古屋の中心部、栄の朝

時間はタップリあるので、地下鉄は使わずに名古屋城までテクテク散歩。2駅分も歩いて、ようやく名古屋城の敷地内に到着しました。

そこでまず、目に飛び込んで来たのは愛知県体育館!7月に大相撲の名古屋場所が行われる体育館です。大阪城の敷地内にも大阪城ホールがありますが、城とアリーナは相性がいいのでしょうか? 愛知県体育館はプロレスやボクシングなども行われる、愛知県を代表する体育館です。

名古屋城の敷地内にある愛知県体育館

そして、本丸方向に歩いて行くと、見えてきました、雄大な尾張名古屋城の姿が!名古屋城を象徴する、金の鯱(金のしゃちほこ)も見えます。

名古屋城の象徴、金の鯱

名古屋城の築城は江戸時代初期の1612年。その前にあった那古野(なごや)城の跡に徳川家康が築きました。

名古屋城の天守閣に登ってみました。天守閣・本丸御殿の入場料は500円です(中学生以下は無料)。5層7階建てで数々の展示物があり、エレベーターで行き来することができます。
「さすが家康公、江戸時代にエレベーターまで設置していたとは」
などとボケてしまうのは大阪人の悲しいサガでしょうか(笑)。

なお、元の名古屋城は1945年、太平洋戦争中に米軍の空襲により焼失、現在の天守閣は戦後の1959年に鉄筋コンクリート製で再建されたものです。

名古屋城の天守閣。屋根の両端にあるのが金の鯱

名古屋名物、きしめん

かなり歩いたので、そろそろお腹が空いてきました。ホテルの朝食は米の無い洋食のビュッフェ・スタイルだったので、やっぱり名古屋メシを食わないと……。

すると、ありました!名古屋城の敷地内に食堂が。さっそく中に入ってみると、メニューに名古屋名物のきしめんが……。

もちろん、きしめんを注文したのは言うまでもありません。これで天むす、手羽先、味噌カツに続いて、名古屋名物の4つ目を制覇です。

きしめんはご存知のとおり平打ち麺ですが、スープは関西に比べると濃くて、大阪うどんと東京そばの中間という感じがしました。麺類にも地理的要素が加わるのでしょうか。

油揚げに蒲鉾、ワカメが入ったきしめん

名古屋では県庁よりも市役所の方が上!?

では、栄に戻りましょう。さすがに歩き疲れたので、今度は地下鉄を利用します。

名古屋城の最寄り駅は、地下鉄名城線の市役所駅。駅名標の下にはカッコ付きで「(県庁)」と書かれています。

地下鉄名城線、市役所駅の駅名標

つまり、名古屋市役所愛知県庁は同じ場所にあるのに、地下鉄の駅名では県庁よりも市役所の方が優先されているのです。愛知県よりも名古屋市の方が重要だ、というのが名古屋人の考え方なのでしょうか。

もっとも、地下鉄は名古屋市営なので、市役所の方を優先したのかも知れませんが、日本全国に「市役所」駅は多数あっても、単に「市役所」と「前」を付けない駅は、日本広しと言えども名古屋市しかありません。それだけ名古屋人は、愛知よりも名古屋に思い入れがあるのでしょう。

そして、愛知県庁も名古屋市役所も、洋風建築の上に和風の瓦屋根が乗った、実に奇妙な形をしています。明治時代に見られた建築様式で、これが名古屋人、そして愛知人(あるいは尾張人、三河人)のアイデンティティになっているのでしょうか。

名古屋城の近くにある名古屋市役所

名古屋市役所の南隣りにある愛知県庁

名古屋の旅は、次回の「その3」に向かいます。

2017年2月6日

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