兵庫県の隠れ温泉地!宝塚温泉で低速徘徊〜脇道観光・湧く編

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宝塚温泉を廻っているのに温泉にまつわる話がないやん!!と言われそうなんで、脇道観光話最後に温泉に関するモノを少々。今回は、温泉地ならではの「湧く」モノにまつわる箇所をご紹介しますね。

ちなみに宝塚温泉の泉質は、含炭酸・含鉄のナトリウムー塩化物冷鉱泉、等張性、中性、冷鉱泉です。老舗旅館1軒温浴施設1軒で、かつての温泉街の賑わいや情緒感がなくなっているのが残念です。

ウイルキンソンタンサン工場跡地

阪急宝塚駅前の宝来橋を渡ると老舗温泉旅館角に「炭酸煎餅本家黄金屋」があります。煎餅と名がついてますが、味わいは洋菓子で、丸いウエハウス食感の素焼きと間にクリームを挟んだものもあります。製法は、小麦粉、砂糖、でんぷん、食塩、重曹等に温泉の炭酸泉水を加えて手焼きで焼き上げるそうです。

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上流に向かい徒歩約15分、武庫川沿い行く手左に巨大なマンションが建っています。この場所に今も炭酸水のブランドとして有名な「ウイルキンソン炭酸水」の工場がありましたが、阪神淡路大震災のあった1995年(平成7年)の10月に解体、その前に調査が行われ、西宮市教育委員会編集1996年3月発行の「ウィルキンソンタンサン鉱泉株式会社宝塚工場調査報告書」にまとめられています。

西宮中央図書館(阪神香櫨園駅下車)、宝塚中央図書館(阪急清荒神駅前)で閲覧可能だそうで、興味のある方は問い合わせてみたらいかがでしょうか? 解体前の工場、今も残っていたら貴重な文化遺産になっていたでしょうね。

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マンション横にかっての工場の意匠を似せたた記念館があります。今は憩いの家になってますが、できた当初、工場の模型と狩猟中に炭酸水鉱泉を発見した英国人ジョン・クリフォード・ウィルキンソン氏の剥製コレクション(何故かアフリカ系の動物ばかり?)が飾ってありました。

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その横の道をあがると東屋があり、そこを右へ、急坂どんつき、マンションの裏手斜面に炭酸水の源泉口と濾過水槽などの施設跡が残っています。柵があって近くまで立ち入れないのが残念です。なんとかタンサン工場のシンボルカラーである赤で塗られた手すり等を見る事ができます。写真、暗い斜面&ピントが甘くてすいません。

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間欠泉があるって!?

記念館に戻り、正面武庫川を見ると超幅の狭い橋があります。通行可ですが、途中ですれ違いできないので要注意、特に自転車で渡る場合のすれ違いは悲惨で、愛車を橋の外側に出さないと交差できないです。よもやココで愛車を落としたら武庫川にドブン!!ひやひやもんです。

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下流に向かってあるくと大きなマンション群が現れます。ここらあたりに宝塚グランドホテルと市営温泉源泉水の販売ステーションがありました。なにか痕跡がないかとネットで調べると…へ!? マンション裏手、武庫川の縁に間欠泉があるって!!あっちこっち探しまわって行ってみました。

間欠泉って、イエローストーン公園のドバッと噴水のごとくお湯が吹き出すイメージ!!と期待してたら…あら!?…周りが茶色に変色してますが、ただの雨水側溝、なんやねんコレ!?

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しょぼぉ〜ガックシ!と思っていたら、いきなりゴボゴボと音がしだして、どっと源泉水が溢れだし、「わお、写真だ、動画だ、触りたい、あわわ〜」と焦りましたね。なんでも2時間に一回周期で湧き出すとか。

温泉地なので温いのかと思いましたが冷たかった、ちょっと残念な気分。と、散歩中のご近所の方が「1リッターのペットボトルに汲んで、自宅お風呂に入れると温泉になるわよ」と。そうなんや!次回来るときはペットボトル持って来ないとね。自宅で温泉やん〜♪

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最後におやつポイントをば…

温泉地低速徘徊のシメは「銘菓」でしょうか。歌劇場へ続く花の道手前で売っている宝塚名物「元祖やきもち・河本本舗」は有名です。やきもちも美味しいけども、ここのくるみ餅もよいですよ。ここでおやつを買って武庫川の河川敷へ。ココで食べるのも気持ちよいですが、徒歩10分ほどの下流、末広中央公園の対岸、伊孑志の渡し跡付近が松並木が残っていてよいですよ。

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2015年11月27日

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