神戸最大級のアリーナ、ワールド記念ホールは楽しみがいっぱい

Index
神戸を代表する大ホール
神戸と言えば関西随一のオシャレな街であり、横浜と並んで日本を代表する港町です。神戸市中心部と海を隔てて人工島のポートアイランドがあります。かつてはここでポートピア’81が行われ、全国から大勢の人がやって来ました。
そのポートアイランドにワールド記念ホールがあります。1万人収容という神戸最大級のアリーナであり、関西では大阪城ホールに次ぐ規模です。神戸で公演するアーティストは、誰もがワールド記念ホールを目標とします。
そんなワールド記念ホールで、毎年夏に興行を行うプロレス団体があります。それがDRAGON GATE(ドラゴン・ゲート=ドラゲー)です。
ワールド記念ホールに集まる、DRAGON GATEのファン
メジャーなインディー団体?DRAGON GATE
プロレス団体には全日本プロレスや新日本プロレス、プロレスリング・ノアなどのいわゆるメジャー団体と、地方を地盤とするインディー団体があります。ドラゲーは神戸を中心に活動するインディー団体に振り分けられますが、その集客力はダントツであり、メジャー団体と言っても差し支えないぐらいです。
なにしろワールド記念ホールに1万人ものファンを集めるのですから、こんなインディー団体なんてそうはないでしょう。
ワールド記念ホールをフルハウスにしたDRAGON GATE
明るく楽しいプロレス
ドラゲーはルチャ・リブレ系のプロレス団体です。ルチャ・リブレとはメキシコで行われている、軽量級のレスラーによる空中殺法を主体としたプロレスで、意味は「自由な闘い」というスペイン語ですね。
ドラゲーは強さや勝敗を競うよりも、観客を楽しませることに主眼が置かれています。空中殺法などのアクロバティックな技はもちろん、関西らしく笑わせるツボも満載で、全く飽きさせません。
なんとロープに4人のレスラーが乗ってる!
闘いはリング場だけではありません。レスラーが入場する花道を使って、昔懐かしい「ゴムパッチン」攻撃まで仕掛けます。「ゆーとぴあ」というお笑いコンビがやっていたコントですが、今の若い人は知らないだろうなあ……。
懐かしい「ゆーとぴあ」のゴムパッチン
さらに、闘いの舞台は場外乱闘ならぬスタンドまで飛び火して、2階席から敵レスラーを落とそうとします。間近でプロレスを見られて、スタンドのファンは大喜びです。
スタンドから敵レスラーを落とそうとする。というより、実際に落とされた
時には本格的な技も。アントニオ猪木ばりの卍固め
ドラゲーのプロレス、いかがでしたか?プロレス初心者でも、充分に楽しめる内容だと思います。
今年(2016年)のDRAGON GATE「KOBEプロレスフェスティバル」は7月24日、15時からワールド記念ホールで行われます。
スポーツにコンサートに、楽しみ満載
ワールド記念ホールはプロレス専用会場ではありません。様々なスポーツ、あるいはコンサートが行われています。
ボクシングの世界タイトルマッチやテニス、バスケットボールなど、インドアのスポーツイベントには事欠きません。
また、音楽では佐野元春や桑田佳祐、ポルノグラフィティなどのビッグ・アーティストがコンサートを行っています。神戸における、一大ライブ会場と言っていいでしょう。
交通の便もいいワールド記念ホール
ワールド記念ホールの最寄り駅は市民広場駅です。神戸市中心街の三宮駅からポートライナーに乗って約10分という、便利な場所にあります。また神戸空港からもやはりポートライナーに乗って約8分という、遠方からのお客さんにとっても実に交通の便がいいと言えるでしょう。また、車で来られる方は、有料駐車場も周りにあります。
今年の夏は、神戸に行ってみませんか?プロ野球のほっともっとフィールド神戸と合わせて、異国情緒を楽しめる旅になると思います。
2016年7月12日