リレー徘徊6 太秦 蚕ノ社を歩く(元糺の森編)

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前回は大映通り商店街を抜けるまでを書きました。今回は広陵寺を経て蚕ノ社への道程をご案内します。ここ太秦で「リレー徘徊2 西宮えびす平常参り(兵庫県西宮市)」「リレー徘徊3 呉服の語源と三つの神社(大阪府池田市)」との繋がりに遭遇しました。歴史って地続きやねんなぁ〜と思いましたね。

広陵寺前は、嵐電撮影ポイント

秦氏の氏寺で、聖徳太子ゆかりの「聖徳太子霊跡24番目」の寺でもあります。平安京遷都以前にあった京都最古のお寺だそうで「国宝・弥勒菩薩半跏像」で有名ですね。立派な山門から境内へは無料で入ることができます。この山門の前、嵐電は路面軌道を走ります。三条通を行き交う車、バス、人、そして嵐電、その繁雑な構図が面白く嵐電撮影ポイントのひとつとして有名です。

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広隆寺東の脇道がいい

広隆寺の山門出てすぐ、北に向かう脇道があります。この道、なかなか趣がよく東映太秦映画村へ行かれるのでしたらちょっと遠回りになりますが是非!なお映画村入口は東西二ヶ所にあって、鉄道で行く場合、西側のJR太秦駅から東映撮影所側の入口が近いですね。そうそう、2016年春に嵐電の新駅「撮影所前」ができるそうで、嵐電からの映画村へのアクセスも便利なりますね。

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大酒神社

広隆寺東の脇道を過ぎると小さな神社があります。大酒神社です。大酒呑みの神様が祀ってる? 由来書を読みながら調べてみると、元の神名は「大辟神」で「災厄を避ける(遠ざける)」と意味があるとか。なるほど、で、祀られているの「秦始皇帝」!? なんで中国の皇帝が祀られているねん?と、さらに調べると、秦の始皇帝の祖神とした渡来人・功満王(秦始皇帝の後裔、秦氏遠祖)が勧請したとありました。

へぇーなるほどと感心しつつ、由来書をさらに読むと祀られている神様の中に「兄媛命(えひめのみこと)・呉服女」と「弟媛命(おとひめのみこと)・漢織女」と…あ、「リレー徘徊2:西宮編」「リレー徘徊3:池田編」で出会った大和朝廷が呉から招いた二人の縫工女「呉織」と「漢織」のことじゃあないですか!! ここでは神様として祀られているんですね。で、始皇帝から呉へ、そして日本へ、京都太秦へと歴史って繋がって行くんやなぁ〜と実感しましたね。

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一之鳥居には「蚕養神社」とあり

大酒神社から三条通に出て蚕ノ社駅前の大きな石の一之鳥居をくぐってお参りします。この大鳥居、見上げた社額には「蚕養神社」とあります。「蚕ノ社って蚕養神社の別名?」と疑問がわきますね。

この神社の正式名称は「木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)」で、地元では「木嶋神社(このしまじんじゃ)」と呼ばれています。実は、境内社として蚕養神社(こがいじんじゃ)が祀ってあって、絹を扱う繊維産業関連の方々からの信仰が厚くて「蚕ノ社」と呼ばれるようになったとか。古くから降雨を祈る神様として信仰された神社だそうで、本来なら雨乞いの神社であるのにお蚕の神社と呼ばれた?

一之鳥居の大きさ、また境内には江戸時代に石垣を奉納した「東亜縮縮緬仲間」と刻まれた大きな石がはめ込まれています。いかに昔、繊維産業が強大な力を持っていたかがわかりますね。

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鳥居前に洗い場?

二之鳥居から境内を見ると下鴨神社・糺の森と同様に木々が覆い繁って住宅地でありながら厳かで神秘的な空気を醸し出しています。下鴨神社の森が「糺の森」と呼ばれるようになる前は、木嶋社の社叢が「糺の森」と呼ばれていたので「元糺の森」。この二之鳥居前に洗い場があります。地元の方に聞くと昔、ここで野菜を洗ったそうですが、なんでここに洗い場?そんな豊富な水は何処から来るの?と疑問がわきます。

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元糺の池と三本鳥居

元糺の森の奥にある本殿、その横にケガレを祓う神泉があります。これを「元糺の池」と称し、かつてはこんこんと泉が湧いていたそうです。これが先程の野菜の洗い場の源泉となるわけですね。神泉で洗われた野菜って霊験があり!!って感じである意味凄いですね。

さて、この珍しい三本鳥居、一説には、秦氏の聖地である双ヶ丘・松尾山(松尾大社御神体山)・稲荷山(伏見稲荷大社御神体山)の遥拝方位を表しているとか。三本鳥居のある元糺の池周辺、現地に行ってみるとわかりますが「俗世界の人間が触れてはならない厳かな空間」という空気感をビシバシと肌で感じますね。

さて、次回は、秦氏の聖地のひとつである世界文化遺産・伏見稲荷神社へ行ってみます。

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2016年3月4日

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