世界遺産・奈良の吉野山!日本の桜100選の絶景

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桜の故郷・吉野

今はまさしく春爛漫、新しい季節を迎えてますね。日本では四月が新年度となるので、新たな気持ちで物事をスタートする季節とも言えます。

こんな時期に、艶やかな装いを魅せるのが桜。春になると一斉に花を咲かせ、あっという間に散ってしまうというのも、日本人の心情に合っているのでしょう。四月に新年度を迎えるという日本の制度と相まって、桜はいかにも日本らしい植物だとも言えます。

そんな日本の桜にとって総本山と言えるのが、奈良県中部の吉野町にある吉野山です。日本の桜の8割がソメイヨシノだと言われますが、この品種が吉野から取って付けられた名前だということは誰でもわかると思います。

ただし、吉野山の桜はほとんどがシロヤマザクラという、ソメイヨシノとは全く別の品種です。それでも「桜といえば吉野」というイメージから、ソメイヨシノという名前が付いたのでしょう。

吉野山のシロヤマザクラ
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日本史の舞台となった吉野山

吉野山は昔から霊峰であり、多くの僧侶がここで修業を行っていました。現在は和歌山県の高野山などと共に、紀伊半島の熊野地域は和歌山県、奈良県、三重県にまたがり「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコの世界遺産に登録されています。

しかし、吉野山は霊峰ゆえに政治利用されてきたことも否めません。飛鳥時代の671年、兄の天智天皇に服従するふりをした大海人皇子が出家して吉野山にこもり、兄が死去すると翌672年に後継者の天智天皇の息子である大友皇子を殺して、自らが天武天皇になるという壬申の乱を起こしました。霊峰であるがゆえに、そこに政敵を追いやっていれば安心、と天智天皇は油断したのですね。

また、南北朝時代に新たな朝廷が置かれたのも吉野山です。1333年、後醍醐天皇が武家政権の鎌倉幕府を倒して天皇中心の「建武の新政」を行いますが、公家ばかりに恩恵を与えた政治に武士たちは不満を抱き、鎌倉幕府打倒に協力した足利尊氏が後醍醐天皇に反旗を翻します。結果、勝った尊氏は京都に新しい天皇を迎えて北朝を開き、敗れた後醍醐天皇は吉野山に逃げて南朝を興します。つまり、この時代には天皇が二人いたわけですね。やがて、56年間続いた南北朝時代は北朝に統一され、現代に至っています。

吉野山に桜が植えられたのは平安時代、今では「日本のさくら100選」に選ばれるほど美しい平和の象徴的な山ですが、かつては血で血を洗う政争が繰り広げられていたのですね。

吉野山にある脳天大神
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四段階に分かれる吉野山の桜

吉野山の桜は、麓から山頂に向けて下千本、中千本、上千本、奥千本の四段階に分かれます。開花時期も場所によって違い、山の麓の方が早く、山頂に近い方が遅く開花します。

下千本は四月初旬、中千本は四月初旬~中旬、上千本は四月中旬、奥千本は四月中旬~下旬が満開の時期となっています。開花情報についてはこちらをご覧ください。

吉野山の起点となるのは近鉄吉野線の吉野駅です。ここから歩いて吉野山に登る人、ロープウェイを利用する人、バスに乗る人など様々です。なお、ロープウェイは下千本がある場所までなのでご注意ください。バスは中千本や上千本、さらに奥千本口まで行きます。いずれにしても、起伏の激しい道を歩くので、軽装で行った方がいいでしょう。

ロープウェイから見た吉野の桜
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歩いて登った場合は、こんな下千本の景色も
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多くの商店が並ぶ道は、大勢の客で賑わう。外国人観光客も多い
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中千本の桜
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吉野山へのアクセス

筆者が行った時はまだ上千本や奥千本は開花していなかったのですが、これから満開になると思われますので、是非とも吉野山の桜を観に行きましょう。アクセスは、近鉄南大阪線の大阪阿部野橋駅から特急に乗って終点の吉野駅に約1時間15分で着きます。ただし特急料金が必要ですので、特急料金不要の吉野行き急行に乗った場合は約1時間半ですね。

また、京都方面や奈良方面からでも、近鉄利用なら橿原神宮前駅で乗り換えると吉野まで行くことができます。

車でも来場は可能ですが、桜の季節には駐車場が満車の可能性が高く、また一部の道路が歩行者天国になっていたりして交通規制があるので、却って不便かも知れません。

いずれにしても、吉野の桜はまだまだ楽しめます!

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2016年4月8日

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