兵庫県の隠れ温泉地!宝塚温泉で低速徘徊〜石モノ基礎編2

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今回は「放置遺構」をテーマに紹介しようと思います。「放置遺構」の自分的な定義では「撤去せずとも邪魔にならん的、無意義に放置されているかわいそうなモノ」で、「なんだか分からない系」と「昔は役に立った用途わかり系」が大きく分類してます。前者は、その正体を探るのが面白く、後者は、いきなりの出会いが愉しいですね。

武庫川河原で放置遺構を探してみる

今回の低速徘徊場所は河原、昔の地図を見ると大きな河原が駅側にあったようですが、今、宝来橋から眺めると、広い川面はあるものの広い河原がありません。震災以後の駅前再開発で消えてしまったんでしょうかね? 現在は歌劇側には遊歩道などを作りで綺麗に整備されています。対岸の温泉ホテル側には何もなく一部草ボウボウ、荒れていますが現在も河原に降りることは可能です。

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まずは、右岸の河川敷をば…震災以後の河川改修の手が、あまり入っていないので、放置遺構のなんだかわからん系が残されているだろう〜とウロウロキョロキョロ、と、古いコンクリートの階段状の構造物がありました。これって、温泉場の舟遊び船着き場跡? それとも以前開業していた遊園地の親水公園跡? なんだろうか?〜表面のコンクリートの荒れ具合からけっこう古いモノなんでしょうね。現在、ちょっと下流に防災を目的にしたダム(トップ画像参照)がありますが、それとの関係はないと思われます。

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周りを探ると遺構階段の下流にも、なんかよくわからない系の遺構が残っています。ヒントがないかと昔の航空写真を閲覧できる国土地理院のWEBサイトで見てみたら大きな静水面が? じゃあ、この静水面が、なんでこんな街中にあったのかとさらに調べると「観光ダム」と言われたモノがあったようです。ここで手漕きボートや足踏み白鳥ボートを浮かべて遊覧してたみたいです。これらは観光ダムの遺構だったんですね。

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放置された階段遺構の意匠がいい〜♪

奇麗に整備されている歌劇場側を歩いてみます。下流側は、今も昔の石組護岸で河原へ降りる階段が多く残っています。しかし、階段としての役割を担っていないのがほとんどで、住宅内から降りれないようにしてあります。昔は、温泉旅館が50件以上あったと言いますから、温泉客が夕涼みがてらこれらの階段を下りて河原を散策したのかもしれませんね。

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そのなかで意匠的に私が好きな階段遺構を紹介します。大きな駐車場の端っこにありまして、河原から登れますがパーキング内からはフェンスがあり通行できないようにしてああります。この大げさな意匠の感じから現在駐車場になっていた場所にかなり豪勢な建物があったんでしょうね。検索しましたが、残念ながら何があったのかわからずじまいです。

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ステップ部分に御影石の角材を使い、足の踏み場には、ここらで掘れば出てくる丸い石を敷き詰めています。上の部分には一面に丸石を敷き詰め、コンクリートにないいエエ味を出しておりますが、廃階段、もう誰も使わないんですね。なんかちょっともったいない気がします。

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おお〜ラピュタ的遺構!!

もう一ヶ所の階段遺構、ちょっと危ないので場所は内緒です。かの有名な漫画映画にちなんで「ラピュタ的遺構」なんて勝手に呼んでますが、実にそそる遺構であります。崖にへばり付くように螺旋を描く全体構造、崩落した石段、錆びて経年劣化した鉄の手摺り、思わずあの有名な台詞を口にしたくなる遺構であります。滑り落ちるかー!?と思いつつ階段遺構へジャンプ~登ってみました、いやぁーアニメの風景ですやん!!と還暦前おやじは喜んだのであります。上はマンションの駐車場で、やはりフェンスで通れないようにしてあります。

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一旦作られた構造物は、中々壊されず、なんやねんコレ?トマソン的な遺構として、昔は皆でよく利用されたのにひっそりと街中に眠っているんですね的な遺構、貴殿の街中や旅先にもきっとあるはずですよ〜次回で石モノ基礎編最終話、ちょっとマニアックに「親柱」と「境界石」をテーマにご紹介します。

2015年10月30日

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