野球漫画の金字塔「キャプテン」。その故郷を散策!~その2

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二度目の八広探索

前回からの続き。

名作野球漫画「キャプテン」「プレイボール」の舞台となった墨谷。東京にそんな地名はなく、墨田区の八広が墨谷のモデル地区と推測しましたが、上京した際に八広を散策すると矛盾点が多くあり、筆者の見込み違いと結論付けました。

しかし、それをキッパリと否定する人が現れました。その人は「八広こそ墨谷のモデル地区です」と断言したのです。

そして約1年経ったある日、筆者は再び大阪から上京して、その人と夜に八広で会うことになりました。

昼間は墨谷のモデルと思われる八広を独りでぶらりと散歩しました。おそらくここには、主人公の谷口丸井イガラシ近藤といった選手たちが走り回った足跡があるに違いありません。

続々出て来る、墨谷の匂い

まずは八広駅の近くにある、荒川の堤防に行ってみました。「プレイボール」に登場する墨谷高のナインが、よくランニングをしていた場所です。「都心を西に臨み、荒川が今日も重く流れる……」というナレーションが思い出されます。

墨高ナインがランニングをしていた荒川の堤防
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荒川の堤防から西側の道路に降りて散歩していると、神社を発見。「日枝(ひえ)神社」と書いてありましたが、これこそあの、谷口が父ちゃんを相手に特訓していた「御岳(みたけ)神社」ではないでしょうか?

「キャプテン」ファンなら誰もが知っているエピソード。野球が下手だった谷口が、大工の父ちゃんが造ったマシンによる猛特訓をここで行い、いつしか一流選手になっていた、伝説の神社です。

神社に入ってみると、野球の特訓をするにはやや狭く感じましたが、谷口の場合はマンツーマンの特訓だったので、このスペースでも充分だったのでしょう。

谷口が父ちゃんと特訓をしていた御岳神社のモデル?の日枝神社
2007_0128京都の晩秋0091

谷口は「キャプテン」では、墨谷二中での最後の試合で右手人差し指を骨折します。「プレイボール」で墨谷高に進学しますが、野球を断念してサッカー部に入部しました。

しかし、野球を忘れられない谷口は、こっそり少年野球の審判をやっていて、それをサッカー部のキャプテン・相木に見つかってしまいます。以前の相木は、野球への未練を断ち切れない谷口のことを叱りましたが、少年野球の審判を務める谷口の姿を見て、この男から野球を奪い取るのは不可能と悟り、指の骨折で満足に野球ができない谷口を、野球部へ入部できるように取り計らいました。

相木の温かい配慮に、谷口は野球少年たちの前で思わず泣き出しました。「プレイボール」初期の名シーンとしてファンの心に刻まれています。

その時、相木はライバル・荒川高の偵察をしていたのですが、荒川の河川敷には荒川高グラウンドにそっくりのサッカー場がありました。しかも隣りには、谷口が審判をしていたような少年野球グラウンドもあります。

荒川高サッカー部のグラウンドによく似ている、荒川の河川敷
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墨谷名物?下町グルメ

「キャプテン」「プレイボール」に登場するのは、汗臭い猛練習シーンだけではありません。時にはほっこりするような、食事風景もあります。

「プレイボール」では、墨高OBで前キャプテンの田所が、次の試合に勝ったら鰻丼を奢ろう、と約束します。その言葉に奮起した墨高ナインは見事に強豪校を撃破、ベスト16に駒を進めました。

ところが、田所は鰻屋に墨高ナインを連れて行くも、鰻丼は社会人一年生の田所にとってあまりにも高すぎ、やむなく店を代えてカツ丼をご馳走することになりました。なんとも可愛いエピソードですが、鰻丼が高額すぎるのでカツ丼に変更というのも、東京の下町らしくていいじゃありませんか。

そして八広を散策していると、そんな鰻屋や、カツ丼を提供してくれそうな店を発見しました。しかも、墨高ナインがカツ丼を食べた店と、字体が酷似しています。

社会人一年生の田所にとって、鰻屋はあまりにも敷居が高すぎた
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田所が墨高ナインにカツ丼を奢った店に、字体が酷似
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いざ、墨谷の真相へ

昼の八広散策が終わり、いよいよ墨谷の真実を知る人に会いに行くこととなりました。八広と墨谷には、どんな関係があるのか?

暮れなずむ荒川の堤防沿い、八広にある居酒屋に向かいました。ここの老主人が、墨谷の真相を知っているそうです。

吾嬬二中と墨谷二中の関係は?興味が尽きません。筆者は恐る恐る、指定された居酒屋の扉を開けました。

(つづく)

2016年2月9日

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